婚活うつ病 幸せはなかなかつかめない?

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幸せな結婚を夢見て、理想の相手に出会おうと活動する「婚活」。安定を得るために結婚を求め、不安定な精神状態に陥ってしまうという矛盾が今、存在しています。婚活によって疲労を溜めてしまっている人がたくさんいるということです。

人格否定されたような気分に

婚活うつ病・婚活疲労症候群の背景には、「婚活」という場の特殊性があります。結婚相談所などでは、恋愛のように「好き」という気持ちから始めるのではなく、容姿や年齢、学歴、年収、家柄など、相手の持つステータスを評価することから始まります。

ありとあらゆる角度から相手に評価されます。残念ながら、断られるときには仲介役の方から「お断りします」という結果が届くだけで、ダメだった理由を突き止めることができないことが多いです。

「なぜ断られたのだろう。自分のどこがいけなかったのだろう…もしかしたら、あれがダメだったのかもしれない、これもダメかもしれない…」

…こんなふうに、結論の出ない自問自答を続けることになってしまい、その結果、全人格を否定されたような体験を味わうことになってしまうのです。

そして、「自分はダメな人間なんだ」と思い悩むようになってしまいます。このように、全方位的に人格を否定される体験は、日常生活ではめったに起こりません。

「結婚」と言えば、人生における大勝負の1つです。そんな大切なイベントで、相手から拒絶される経験が続くと、将来に対する絶望感や閉塞感が生まれ、不眠やうつ病を患いやすくなってしまうのです。

加えて、婚活をしている人の中には、もともと異性と接することが苦手だった人も多いため、余計に大きな精神的ダメージとなってしまいます。

男性はうつ病に女性は不安障害に

婚活失敗の結果、男性が陥るのが多いのはうつ病で、これは婚活サービスでは比較的、女性側から断りを入れることが多いことが原因だと考えられます。

何度も断られた結果、男性が自己否定的になってしまい、ネガティブ思考に陥ってしまうのです。さらに、他の領域までマイナス思考が広がり、仕事やプライベートにも影響が出てきたりします。

一方、女性は不安障害になることが多いのが特徴です。過剰に相手の気持ちを推し量ろうとして疑心暗鬼になってしまい、不安を増幅させてしまうのです。

女性の中には、交際に至ったとしても、「最近メールが少ないのではないか」など、心配をし過ぎるうちに不安障害になってしまう方もいます。

対策と心構え

婚活というものが「人間を全方位的に評価する」という、日常にはない特殊な場で行なわれていることを理解することが重要です。そういう場に飛び込んでいくという心構えを持って、婚活に臨まなければいけません。

婚活サービスに登録している人の中には、自分が婚活をしていることを周囲に言っていない人もいます。

言っていても1人、2人ぐらいだというケースが多いようですが、失敗が続いて考え方がマイナス方向や歪んだ方向に陥ってしまったときに、自分で考えを修正することはかなり困難です。できるだけたくさん相談できる人を持つことも大切です。

また、結婚紹介所は相手を紹介し、仲介役となってくれますが、体調を崩した後のケアまではしてくれません。そうなってしまえば、あとは自己責任です。

うまくいく場合もありますし、うまくゆかない場合もあり、失敗が続く場合もあるということを心に留めておかなければなりません。あせると疲れますし、ある程度は逃れ道を作っておくのも一つの方法です。

まだまだ続きそうな「婚活ブーム」。幸せになる人とそうならない人の差が大きくなりそうですが、相手の反応がどうであれ、結局自分がどうなるかは、自分次第なのです。