不安型愛着障害 配偶者や恋人に厳しい

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不安型愛着障害の人はその不安をごく身近な人に向けてしまうようです。特に不安型の女性の場合、その不満やストレスを配偶者や恋人に強くぶつける傾向があります。

もともとの期待値が大きい

パートナーからすれば、十分にサポートしているつもりでも、不満をぶつけられることがあり、その理由がわかりません。

それにはこの愛着障害が関係しており、不安型の人は、子供の頃、母親などの愛着対象から条件付きの不安定な愛情しか受けれなかったので、愛情に対する飢餓感が強いのです。

ですから、周囲から見れば十分なサポートでも、本人からすれば期待値に届いていない不十分な愛情とみなされてしまいます。

不安型の人は相手に対するもともとの期待値が高いのです。期待値は目に見えませんが、時の経過とともにそのことが明らかになってゆきます。

ですから、パートナーが精一杯100%の愛情を示しているつもりでも、不安型の人からすれば、その愛情は50%や20%に見えるかもしれないのです。

こうした心のなかの不満状態が言葉や態度となってパートナーに向けられてしまいます。

産後うつ病との関係

不安型の愛着スタイルを持つ女性は産後うつ病を発症しやすいという報告があります。出産に関するパートナーのサポートが不十分だと感じることにより余計にストレスを感じてしまいます。

出産前後の疲れやストレスに耐え切れなくなり、産後うつ病を発症してしまいます。

これは通常の人よりも、配偶者や恋人に対しての不満や、自分に何もしてくれないという思いを抱きやすい不安型愛着スタイルの傾向が関係しています。

パートナーの立場からすれば、できるだけのことはやってあげているつもりなのに、責められるのでつらいものがあります。こういったカラクリが裏に隠れている場合があることを知らずに苦しんでいる人は多くいます。

悪循環を生む可能性

配偶者や恋人ができる限り支えているつもりでも、いつも「愛情がまだまだ足りない」という不満や怒りをぶつけられればどうでしょうか。

そのようなネガティブな評価は相手のモチベーションを低下させてしまいます。人間は感謝されたり、プラスに評価されたりすると、もっともっとやってあげようという気持ちになるものです。

逆に、「思いやりが足りない、支えが少ない」というようなマイナス評価を受けると、相手はやる気を除々に失い、思いやりや支えはより少なくなってしまいます。

マイナスの評価、ネガティブな評価によって相手を攻撃し、相手のHPが0になってしまうと相手は去って行ってしまうかもしれないのです。