教師はうつになりやすい!? 精神疾患で退職教師増加

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うつ病などの精神疾患が理由で退職する教師の割合が増加しているようです

2009年

2009年度にうつ病などの精神疾患を理由に退職した国公私立学校(幼稚園から大学まで)の教員が合計951人に上っていたことが文部科学省の調査で分かっています。

病気を理由にした退職者1893人の半数(49.7%)を占めています。精神疾患で退職した教員数が明らかになるのは2009年が初めてで、本格的な教員のメンタルヘルス対策を浮き彫りにしました。

精神疾患で休退職する公立校の教員は年々増加してきており、事態の深刻化を受け、文科省は2009年の調査から病気退職者の中に精神疾患の項目を設けました。

国公私立を合わせた校種別の精神疾患退職者内訳は、幼稚園230人、小学校359人、中学校197人、高校123人、大学37人、短大5人となっています。

2012年

2012年度にうつ病などの精神疾患が理由で退職した教員は、969人に上ることが文部科学省の調査で分かりました。

前回の調査より全体で18人の増加です。神疾患による退職者数を調べたのは前回が初めて、今回が2回目、3年ごとに実施されています。

今回の内訳は、幼稚園218人、小学校356人、中学校227人、高校124人、大学38人、短大6人となっています。受験や反抗期などの生徒を教育する中学校の教師の退職者が増加しているようです。

公立小中高校などの精神疾患による休職教員は2011年度が5274人、2012年度は4960人と年間5000人前後の高水準が続いており、専門家は「世界一多忙」とされる教員の環境改善の必要性を指摘しています。

文科省は、校務の効率化や教員の事務負担の軽減を進めるよう、都道府県教育委員会などに通知していますが、具体的なメンタルヘルスの対策は各教委に任されているのが現状です。

教師はうつになりやすい!?

教員はまじめな努力家が多く、サポート環境が未整備で、人に助けを求めにくく、うつ状態になりやすい傾向があります。

子供だけでなく、増加しつつあるモンスターペアレント(学校などに対して自己中心的かつ理不尽な要求をする親)の対応にも疲弊することがあり、教員が精神疾患を抱えてしまうと、指導を受ける子供にも影響して悪循環に陥る恐れがあります。

教員は一人だけで悩みを抱え込まず、学校の中にも外にも相談できる場があることが重要です。3年前に比べ、精神疾患退職者が増加しているということは、具体的な改善がなされていないということなのでしょうか。

それとも、改善策を上回る勢いで問題が増大しているのでしょうか。どちらにしても、教師たちを取り巻く環境はかなり厳しい状態にあるようです。