他人への信頼の低さはネガティブ思考になりやすい

trusting

他の人間をどの程度信頼しているか、また、共感性や向社会性(反社会性の反対の言葉で他の人の助けになろうとしたり、役立とうとすることなど)といった人間が持つ特質は、その人の考え方や行動に影響を与えます。

以下の10の質問は、対人信頼度、共感性や向社会性をおおまかに知るための自問となっています。自分自身にどれだけ当てはまるか考えてみてください。

  1. 人と一緒にいることが好き
  2. 利益を独り占めするよりも、みんなと分かち合うほうを好む
  3. 人間は素晴らしいと思う
  4. 心から相手の気持ちになって話をするほうだ
  5. 困っている人がいると、とても他人事とは思えない
  6. 人の相談に乗ったり、世話をしたりすることが好き
  7. 人と協力して物事を進めていくことが好き
  8. 信じられる人が3人以上はいる
  9. 相手が悲しそうにしていると、こちらも悲しい気持ちになる
  10. 一人でする遊びはあまり好きではない

いかがだったでしょうか。10の質問のうち、6つ以上当てはまった人は、基本的に人間への信頼が厚く、向社会性や共感性に恵まれています。逆に3つ以下だった場合、それらが乏しいといえます。

そもそも共感性や向社会性とは何でしょうか。共感性は、相手と同じ体験や感情を共有しようとする傾向のことです。また、向社会性は反社会性の反対語で、他人の助けになろうとしたり、関わりを積極的に持とうとする傾向です。

通常、共感性の高い人は、向社会性も高く、人を信じようとする対人信頼度も強いようです。

考え方や見方への影響

これら個々の人間が持っている対人信頼度や共感性、向社会性の強弱は、その人の物事の受け止め方に大きく影響を与えます。

たとえば、共感性の高い人であれば、たとえ不愉快なことが生じても、それを自分への攻撃や被害と一面的に受け止めず、相手の立場も考えに入れるため、受けるダメージが少なくなります。

相手がわざとそうしたのではなく、仕方ない事情があって生じた結果なのだと思うことで、不快な出来事も耐えやすくなります。

逆に共感性や対人信頼度が低いと、ちょっとしたことでも自分への攻撃と受け止め、相手の立場になって考える余地もなく、被害感を多く持つ結果になります。基本的に他の人間への信頼度が低いために、周囲の人を敵と思いやすいネガティブな思考回路になっているのです。

同じことをされても、周りの人のことを味方と考えているか、敵と考えているかによって、受け止め方が全然変わってきます。より少ないストレスで毎日の生活を送り、適応できるかどうかは、家族をはじめ、周囲の人を味方と考えたほうがより有利なわけです。

一度立ち止まって、自分自身の人に対する基本的な信頼度がどれほどか、ゆっくり考えてみるのはどうでしょうか。