ADHD 子どもの行動を監督し、見守る

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特別の配慮を必要とする

一般に、ADHDの子供たちは頭がよく、創造力に富み、極めて敏感です。知っておかなければならない大切な点は、彼らは特別な配慮を必要とする健康な子供であるということと、それゆえに特に深い理解を必要としているという点です。

ADDやADHDの子供を持つ親が効果的と見ている方針や考え方にはどのようなものがあるのでしょうか。その一つは、子供をいらだたせる状況や誘因を見分けることを親が学ぶ必要があるということです。

親にとって大切なのは、感情的対立の前触れとなる徴候が子供にあるのを認めたらすぐに介入することです。おもな目印となるのは、欲求不満の高まりや、特定の状況に対処できないことを示す表情です。

自制するよう言葉で優しく言い聞かせるか、必要なら、その状況から子供を引き離すのがよいかもしれません。例えば、タイムアウト(一時中止)は効果的です。

これは罰というよりも、親子双方が平静を取り戻し、理性的に行動する機会を得るための手段と言われています。

子どもの行動を監督する

どんな行動をするか予測のつかない子供たちは、一層の監督を必要とする傾向があります。その結果、子供を頻繁に叱らざるを得ない場合、多くの親は自分が嫌になることがあります。

正しく「叱る」ことと「虐待」の違いを認識することは重要です。身体的な虐待全体の約21%は、子供がけんか腰になる時に生じるという報告もあります。

したがって、調査では、ADD/ADHDの子供たちの場合は、「身体的虐待を受けて放置される危険が高まる」という結果が出ました。特別な配慮が必要な子供を育てる場合にストレスが高まることは否定できません。

しかし、そういう子供たちの監督は、健全で釣り合いの取れたものでなければなりません。普通、そのような子供たちはとても頭が良くて、創造力が豊かですから、論証が必要な状況のもとでは、親を手こずらせる場合があります。

親のりっぱな論理にけちをつける方法を心得ている場合が多いものです。しかし、そういうことをさせてはなりません。親としての権威を保ってください。親切に、しかし毅然とした態度で、簡潔に説明してください。

言い換えれば、説明しすぎないことです。譲れない決まりについては交渉に応じないようにします。子供たちは「外交官」ではありません。

したがって,子供たちとの交渉は、言い争い、怒り、欲求不満などを生み,さらにはわめき散らしたり、暴力を振るったりする結果にさえなりかねません。同様に、注意を与えすぎないようにしましょう。

もし叱ることが必要と思えたなら、すぐに叱るべきです。穏やかさ、自信、確固とした態度、これが権威の意味するところなのです。また、いつも、子供の注意をそらさないような話し方をすることや、子供の名前をよく使い、視線を合わせ、簡単な言葉を使うことも重要です。

虐待は、親がキレたときに生じます。もし親がわめくなら、その親はすでに冷静さを失っています。話す内容も大事ですが、話し方も大切なのです。